ゴールがその先を切り開く [その他フットボール関連のようだ]
今日は日本×インドをTV観戦。今年になってからのAマッチ三戦をあらためて考えてみると、過去二試合は親善試合、でもこの試合はアジアカップ予選。したがって今日の試合は過去二戦よりも真剣勝負で結果が問われるのです。しかしながらW杯出場国にして常連さんであるUSAはともかく、二軍のフィンランドよりもさらに日本との実力差があるインドが相手なのですよ。そのせいか予選という場の割には、この前の試合よりもスタンドはゆったり構えていたような気がします。
でも選手にしてみれば、本大会に向けてメンバーに入れるか入れないかという別の真剣勝負があるわけです。その意欲が空回りしたのか、単純にインドの守りを崩すための組織に問題があったのか。色々原因はあるのでしょうが、前半はどうもパッとしなかったのが今日の日本代表でした。ボールへの反応が鈍いし、それ以上にミスの多さが目立ちます。本番では一つのミスで泣かされるケースなどいくらでも考えられるだけに、何だか見ていてだらけてしまいそうな調子でした。
優勢ではあるけれども締まらない試合になったときに面白ゴールが生まれがちなのが、ジーコ体制下における日本代表の隠れた特徴かなと私は思っております。そんなことを思い出していたら、小野が相手のクリアミスを絶妙な位置で拾って先制点を押し込むし、巻は長谷部のシュートを腹で押し込むしで妙な展開になってしまいました。
とはいえどんなかたちでもゴールはゴール。この競技がコールを奪わなければ勝てない掟を有している以上、ルールの枠内でゴールを越えなければ結果は来ないのです。それを考えると、このゴールという点で私が次第に心配になってきた人物がおりました。それがこの日も途中出場の佐藤寿人です。USA戦ではいい動きをしていたものの、フィンランド戦ではちょっと意欲が空回りしたような感じでゴールもなし。久保や巻が結果を出し、そしてジーコにこれまで重用されてきた海外組が戻ってきたら本当に苦しいな…そんな立場に彼は立たされておりました。
この日も最初は動き出しの質はいいのだけれどもタイミングが今ひとつ合わず、ちょっと心配しておりました。しかしやはり彼は積み重ねで結果を出す男です。日本の4点目である久保のゴールをワンツーパスでお膳立てすると、後半38分、相手DFともつれながらしっかりゴールに向けて左足を振り抜き、5点目を奪います。嗚呼、佐藤寿人、3試合目で決めた、日本A代表初ゴール。
相手との実力差もあるし、点差が開いてからのゴールということも考慮する必要もあるかとは思います。でも、ゴールはゴール、いや、ただのゴールではない、重みが詰まったゴール。これまでの日本代表におけるFWの起用傾向からすれば、この1ゴールでドイツ行きのメンバーに大きく前進したかといえば、そこまでは行かないでしょう。でもどんな道でも、踏み出さないことには踏破できない。もう一度言います、彼は積み重ねで結果を出す男です。きっとこのゴールも今後に向けた大きなステップになる筈だと、私は思っています。









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